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哲学院生の自主学習

哲学史やってく1-ざっくり西洋哲学史

 

孟二加です。哲学院生です。

 

哲学史やってく」では、その名の通り哲学史の自主学習をやっていきます。

 

初回。さて、ちゃんと続くのか…

まずは西洋哲学史の大まかな流れを振り返ってみようと思います。

文字列と時系列は対応させて、

でも時代背景、人物、問題意識などが分離しないよう注意して書いていきます。

 

西洋哲学史の流れは一般的に

古代、中世、近代、現代

の4つに区分されますから、それに沿って行きましょう。

超ダイジェストにも関わらず、2回に分けます…

今回は古代と中世です。

 

〈古代〉紀元前600年頃〜0年頃

主な舞台は古代ギリシア

哲学の始まりはタレスだと言われています。

人々の問題意識は主に、空や大地といった「自然」に向いていました。

都市国家(ポリス)にソフィストが現れ、

ソクラテスが知識人たちを論破しすぎて処刑されます。

弟子のプラトンが哲学の著作を残すようになり、体系的な学問の発端が見えてきます。

さらにその弟子のアリストテレスは自然科学の基礎と論理学を作った人でもあります。

この後「ストア派」「エピクロス派」が台頭。

その後ローマを中心として「新プラトン主義」が流行ります。

 

次。

 

〈中世〉0年頃〜1500年頃

主な舞台はローマ帝国を中心としたキリスト教圏です。

哲学史において中世はダントツ長いです。

にも関わらず、日本では馴染みが薄い。

初学者向けの文献も少ない。教科書に出てくる哲学者もたった3、4人程度。

(なので特にちゃんと勉強したい)

というのも、この時代の問題意識の中心はキリスト教における「神」だからでしょう。

 

古代から中世へは、新プラトン主義の流れを組んだアウグスティヌスによって転換点を迎えます。

自身の罪の告白を通じて真理を追求した彼ですが、時間論におけるキーパーソンでもあります。

彼以降、「教父哲学」が主軸となって現代の大学の源流ができます。

約1000年後、アンセルムスとアベラールが語られたり省かれたり。

このあたりで「スコラ哲学」が流行。ペストも流行します。

神学大全』で知られるトマス・アクィナス。彼は特にアリストテレスに影響を受け、文章は非常に明瞭で特徴的な論理の元書かれました。

時系列的には、この後ルネサンスに突入します。

 

次。

 

 

[参考]

ミネルヴァ書房『よくわかる哲学・思想』納富信留/檜垣立哉/柏端達也

 

(・ちょっとウィキペディア

(・筆者の朧気な記憶)

 

また。